date:2009.5/24

伊丹十三『再び女たちよ!』読了。先に読んだ2作とは、まるで違った趣き。それほど嵌らず。午後からは家族の買い物に付き添い。と言いつつ、家族が食品を購入している間、ひとり、ネギがたっぷりと乗っかったタコ焼きを頬張る。想像していたより美味しい。一度帰宅し、JMくんの部屋へ。ずっと前に買っておいてもらった、金井克子『エッセンシャル・ベスト』を受け取りに。あまり長居せずに帰宅し、すぐさまそれを聴いてみる。シングル盤であまり見かけることのない、「エロスの朝」という曲がずっと聴きたかったのだ。素晴らしい曲。そしてレコードでしか持っていない曲を、これからはCDで手軽に聴くことが出来るようになった。イェイ。夜は、永井荷風『墨東綺譚』読了。小説を書くほうの考え方がずばり書いてあり、今後、小説を読む上で非常に参考になる。風景描写も巧み。というのは、なんだか厭なタイプの感想かも。本当はもっと単純に、あ、こんな小説いいな、という感じ。いちばん好きなシーンは、詳しくは書かないけど、主人公がふいに淋しい気持ちになるシーン。というか、その流れ。

ぼく東綺譚 (新潮文庫)

ぼく東綺譚 (新潮文庫)