date:2007.11/27

くもり。たまにポツポツと雨。その暗さのせいか、朝からイヤなことばっかり、考えてしまってどうしようもない。ずっとローテンションのままデスクにはりつく。途中、2度ほど軽い揺れあり。でもレディオを聞くかぎり地震ではないとのこと。夜は男子バレーを見たのち、DVD鑑賞。今回は、2本のステキな作品に出会いました。まずは、グレゴール・シュニッツラー監督の『みえない雲』。たちどころにCM出身監督なのではと判断できる画面づくりと、絶望も希望も過剰なドラマ性。だけど、そんなフィクションが、強靭な説得力をもって迫ってきます。その頭上から降り注ぐやわらかな光がすべてを物語っているような気がして。本作のことは「木漏れ日の作品」として記憶しておくとしましょう。もうひとつは、吉田喜重監督の『甘い夜の果て』。感想については、書いておきたいことが山ほどあるけど、ありすぎて書ききれないので、またのちほど。機会があれば。とはいうものの、世界が、あまりにも世知辛いのはわかった…。映画の完成度が高いからって素直に喜べないこともあるんだな、ってなことを実感する。