date:2007.12/6

まだ木曜日…。知らなかったから訊いただけなのに、鼻で笑われてしまい、さすがにグサリとくる。それからは心凍らせながら仕事。もう今日中にはどうにもならん。帰って、ドラマ『医龍2』。今回も、いろんな人たちのかけ引きに、見逃せない緊張感が漂う展開。そのあと、DVD鑑賞。増村保造しびれくらげ』。渥美マリがオープニングから挑発するように下着姿になっていく。そうこなくっちゃ。一気にテンションあがる。セリフはどうかな。最初は「みんな棒読みだなあ」なんて思っていた。だけど、途中からちょっとずつ考えが変わった。あれは、精いっぱいつっぱって、強がってみせている演技なんだと納得できるようになった。おもしろいのは、登場人物みんな、心とは裏腹な行動をあえて選択している(させられる)こと。ほとんど、逆ギレと居直りと強がりの応酬。それが人生ってことなのかな。だけど、諦念故に諦めも悪くって、それが人を魅力的にしている。いい作品だよ、まったく。音楽といい、映像のタッチといい、ウォン・カーウァイ『2046』を彷彿とさせるし。