date:2009.6/29

また朝から蒸し暑い、と思っていたら、午後からは雨降り。仕事は、行きつ戻りつを繰り返す。でも、すこしずつ前進している感じはするのだけど、問題は時間だ。なぜかクタクタになり帰宅。夜はDVDで、フランシス・フォード・コッポラコッポラの胡蝶の夢』を観る。全編に溢れかえる美しい夕焼けのせいか、それとも主演のティム・ロスの佇まい、あるいは一人の女性を想い続ける、というストーリィのせいか、いま読んでいる「グレート・ギャツビー」と重なった。それにしても、ただ事ではないほどの優美な退屈さ。淑やかな悪夢。観るべき点は少なくないのに、まったく記憶に残らない。ひょっとすると、デカダン、という言葉はこういうコトを差すのでは、そんなことを思った。

コッポラの胡蝶の夢 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

コッポラの胡蝶の夢 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]