date:2007.6/27

昼食にカレーを食べたい気持ちをグッと堪えてインドカレーパンなるものを食べたら、むちゃくちゃ辛くて半泣き。書店にでも向かおうかと車を走らせると上空にはヘリコプター。『ロバと王女』をちょっぴり思い出し、曇り空なのに、ほんのり幸せな気分。『SPA!』の中原氏の映画評を立ち読み。今回は『ザ・シューター 極大射程』。しかし内容は、毎日辛くて孤独で悲惨だということが延々と語られている。ふと目に留まった『TVガイド』の綾瀬はるかさんの笑顔にかるく癒され、『Cut』購入。夜。西川美和監督『ゆれる』鑑賞。気を抜いていると物語の持つ叙情性に飲み込まれそうになる。だから、意固地になって画だけ追っていく。そしたらタイトルと違い、すごい強度で支えられた作品だった。事件(事故)の瞬間、音がなくなったときの木の揺らぎっぷりと、幼い頃のフィルムと事件(事故)ときの兄の手を重ね合わせるところは素晴らしい。香川照之さんは最初、ナヨっとしすぎていて「ゲイなのかな?」とちょっと思ったけど、中盤から冴えに冴えてる。(木村祐一さんの演技はホント酷かったけど。)あのラスト。あの微笑。いろんなことが考えられる終わり方で、ぼくも、不毛だと思いつつ考え、ひとつの結論に達したけど、それを発表するのは小っ恥ずかしいので自粛します。