date:2007.11/8

砺波市美術館のポスターがかわっている。次の展示は『写真にみる戦後日本』ってことで、そのポスターの写真は、木村伊兵衛の『大曲・おばこ』。調べてみると、ほかにも、奈良原一高、川田喜久治、細江英公東松照明、高梨 豊、森山大道内藤正敏須田一政牛腸茂雄など、そうそうたるメンツの写真が展示されるらしい。絶対観に行かなくちゃ。ってか、富山県に住んでいる人は観に行ったほうがいいと思う。気持ちよく仕事をして、いつもより、ちょっと早めに退社。映画を観に行くには時間が中途半端だったので、ブックオフで『MONSTER』を最終巻まで購入して帰る。1冊350円は高いなあ。『3年B組金八先生』を見ながら食事。乙女ちゃんといっしょに数学の勉強なんて羨ましすぎる、なんて思いながら。そのあとは、ずっと『MONSTER』。やっと、読み終えました。群像劇の醍醐味が十二分に味わえました。群像劇って、ヘタすると、たくさん人が登場したはいいけれど、扱いのバランスに差がでてきたりするものだけれど、これは、ぜんぜんそんなことはなく、物語のうえではほとんどの人が死につつも、構成においては死んでないところが素晴らしい。ただ、問題があるとすれば、結末を引き延ばすためのサブストーリーの方に気を取られてしまい、ヨハンの出生の謎とか企みが、途中からどうでもよくなってしまうところ。寝る前に、ジェラルド・カーシュの短編『壜の中の手記』を読む。