date:2007.11/10

起きてはいたけど、なんだかんだで、お昼までダラリと。午後からは、昨日レンタルしたDVDを観ることに。ハンス・カノーサ監督『カンバセーションズ』。軽薄なようで、真剣なようで、でも結果的にはやっぱり軽薄だったような大人のアヴァンチュール。つねに画面が2分割で、それは、それなりの効果をあげていた気がするけど、同時にテレヴィドラマ的な雰囲気にもなっていて、残念。次にラリー・クラーク監督『ワサップ!』。ラテン系の少年たち、スケボー、ロックがセットになった青春模様。前半の登校シーンがカッコイイ。スケボー少年はカッコイイ。そんな少年たちがビバリーヒルズにスケボーしに行ってからの展開に舌を巻く。まず、少年たちを誘ってきた女子高生が、とびきりカワイイ。最後のコミカルな逃走劇には、いい意味で唖然とさせられた。ベタとヒネリの間を駆け抜ける展開に、ひたすら満足。さらに、ピーター・ヒューイット監督の『ミラクルショー〜ハロルド・スミスに何が起こったか?〜』を。オシャレでユーモラスな展開がひじょうに楽しめた。個人的にパンク・ロックなんてぜんぜん好きじゃないけど、ラストみたいにダンスといっしょになるなら、それはそれでイイと思えてくる。夜は、女子バレーの日本vsポーランド戦を途中まで見て、高岡TOHOプレックスへ。三池崇史監督の『クローズ ZERO』を観に。いつもと違い、人が多くて焦る。というか、困る。さすが、小栗旬。やるねえ。んで、そのオグリの跳躍が素晴らしい。黒木メイサは年齢に不相応な色気を発していて、一気にファンになった。ヴィデオ撮りのせいか、一部、映像が荒くなるのが気になったけど、かわりに、また違う映像で楽しめるのだから、まあ、いいんじゃないか。なにより、20代も半ばの連中が、揃いも揃って高校生だと言いはって、殴り合いのケンカをしていることに心を動かされるではありませんか。こういうの、石井聰亙監督に作らせてみても、面白かったかもね。ってか、それ、すごく観たいなあ。帰り道は、映画の中で降り注いでいたような激しい雨。