date:2008.4/17

起きたそばから疲れあり。社内は殺伐としている。聞こえてくるのはレディオからの楽しげな笑い声だけ。毎年恒例の五月病が少しずつ近づいてきている気配を感じる。ま、それだけフレッシュな存在ということなのだ、ろうか。お昼は外の空気を吸いに。ついでに立ち寄ったブックマーケットで、読むあてのない映画パンフレットを数点購入する。午後からもつねに静か。そしたらなんかイライラが募ってきて帰りに車をぶっ飛ばして(もちろん法定速度以内です)イオン高岡へ。タワレコで『ノーバディ』、喜久屋書店で『文藝』を購入する。帰宅しカレーを食べながら『ラスト・フレンズ』を見る。そのあとはお風呂で『文藝』に収録されている「川上未映子×中原昌也 リリカルな瞬間は誰とも分かち合えないけれど……」という対談を読む。中原さん、適当なことばっか言ってるけどめちゃくちゃ面白いっす。小説は<極端に言えば模様だ>という考えには大いに共感。ぼくも日記を書くとき、ちょっと漢字多すぎるよなあとか思ってわざと平仮名に変えたり、右側がガタガタになっちゃうのがイヤで文字を削ったりするもん。(いや、してるんですよ、ほんとに。)だからね。書かれている内容とかテーマなんてほとんどどうでもいい、とは言わないけど、それだけが小説の読み方じゃないってことなんですよね。寝るまえには「斎藤美奈子高橋源一郎がこの10年の小説を徹底検証!――デジタルハイヴィジョン的リアリズムの時代に到達した」(タイトル長い!)を読む。これも頷けるところが多いよなあ。って最近、小説をほとんど読んでないのだけど。