date:2008.5/8

とんでもなく居心地のよくない夢を観ていたせいか、寝起きがサイアク。ところがそのせいか逆に仕事が進んで困った(頭と手を働かせなくちゃいけないから)。こんなこともあるんだから不思議だ。お昼休みは書店へ。『バーン!』を手に取り、藤木師匠の「今月のおすすめ」や「プレイリスト」をチェックしてから『スタジオヴォイス』を買う。午後になり、日差しも気温も三割増し、たぶん。なかなか気分よく帰宅。食事しながら『ラスト・フレンズ』見たあと、気合を入れてヴィデオ観る。『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』(ジョン・カサヴェテス)。ここまで殺伐とした、というのは一切の叙情性を排しているって意味だけど、そんなフィルムに出会える機会は滅多にないんじゃないか。努めて端的に切り取られた状況がじれったそうに並べられたこの一見ぶっきらぼうな作品は、痛みと哀しみと「愛」を歯がゆそうに、そして生々しく語ってみせる。内容とかぜんぜん違うけど、『今宵、フィッツ ジェラルド劇場で』を観たあとと同じような気持ちになって涙が止まらなかった。おっさんたち。あまりにもクールすぎ。最強。