date:2009.2/14
10時すぎに起床して、ジョナサン・デイトン『リトル・ミス・サンシャイン』を観る。何やら問題だらけの家族の旅行。ちょっとした仕種に、その人の人間性が表れる。ラスト10分は涙が止まらなくて。午後からは、とくに何もすることが見つからずヒマだったので、JMくんを呼びつける。地味にファミコンを楽しんだあとに外出。色川武大『あちゃらかぱいッ』、深沢七郎『言わなければよかったのに日記』、宮脇檀『旅は俗悪がいい』、吉行淳之介『ダンディな食卓』を購入する。夜、テレヴィでやっていた、羽住英一郎『銀色のシーズン』を途中まで見たあと、高岡TOHOプレックスへ。デヴィッド・フィンチャー『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観る。「ゾディアック」もそうだったれど、3時間ある作品を、おなじテンションでじっくりと丁寧に語ること。それによってこの映画作家は、静かに、しかし確実に刻まれていく時間を表現する。となりの席から聞こえてきた、けっして静かとは言えない女性の寝息さえも、そのことを感じさせるのに貢献しているような気になった。
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