date:2009.4/20

曇りかな、と思ったけれど、午後からは何とか持ち直して、晴れ、と言える天気に。仕事はボチボチ。夜に、ジャン=クロード・イゾ『失われた夜の夜』を読了。フランスのロマン・ノワール。じつは最近はこういうのが読みたかった。ある男が運命に逆らえずに、人生を呪いながら、後戻りできないところまでたどり着いてしまうような物語。しかもそこにファム・ファタル、と言えるような女性が登場すればなお良し、というわけで。酒、煙草、女、音楽、そして汚れた街。読み応えあり。昨日購入した、ガトー・バルビエリ『エル・パンペロ』というライヴ・アルバム。これはちょっと渋すぎかなあ、と思っていた3曲目、「ブラジル」という曲のお祭りムードの陽気なリズムの中で、その濃ゆいサクソフォンがブリブリ駆け抜けると、これがもう絶品でした。ベルトルッチラストタンゴ・イン・パリ」でもスコアを残している、ということだけれど、見たことがあるにも関わらず、どんな音楽だったのか全然思い出せない。今度、再見しよう。

El Pampero

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