date:2009.6/27

午前中はケーブル・テレヴィの申し込みために、ゆっくり寝てもいられない。でもこれでようやく『シネフィル・イマジカ』が見られるようになるので嬉しい。午後はディーラーにて、ETCをセッティングしてもらった後に富山へ。フォルツァ総曲輪で、アレクサンドル・ソクーロフチェチェンへ アレクサンドラの旅』を観るため。上映までの空き時間、スタッフの方からドリップ・コーヒーを戴く。なんでも、本日行われた『金子幸代トーク・ライブ ロシア映画特集 ソクーロフからロシア文学映画まで』というイヴェントの客入りが思ったほどではなく、コーヒーが余ってしまった、とのことで。そういう話を聞くと、自分も迷わず参加すれば良かったかな、と思ってしまう。興味はあったのに。映画のほうは、画面に映る人々を、これほど噛み合わせない映画もめずらしい、と感じた。皆がそれぞれ、何かキッカケを求めながら、それがチグハグな結果だけを残す、そんな諦念めいた世界。孫に逢いに駐屯地まで来たお婆ちゃんが、ウロウロするだけの話ではなかったのだ。夜はJMくんがウチへ。もちろん先日の話題について、打ち合わせのため。でも、それは案外すんなりと決まり、あとはマイケル・ジャクソンのライヴDVDを見たり、レコードを聴いたり、ファミコンしたり。25時からはテレヴィで放送されていた深夜映画、フィル・ジョアノー『愛という名の疑惑』を見る。90年代にどれだけ製作されたのか分からない、精神分析系サスペンス。とはいえ、ヒッチコックを意識したような手触りがあったり、ラストの灯台を舞台にしたシーンの、安くもその非リアリティが楽しめるCGや豪雨があったりで、かなり面白かった。