date:2007.6/13

寝ぼけ眼で情報番組を見ていたら北海道で33度あったらしい。そうかと思えばパキスタンは50度超え。いやあ、世の中変わったなあ。あいかわらず気温も湿度も高そうだけど、空が青いからぼく的にはオッケー。昼食。あまりの暑さにカレーが食べたくなって駆け込む。そのあと書店にて『EYESCREAM』購入。車の後ろ。いつぞやのミネラル・ウォーター発見。試しに飲んでみる。熱い。お湯じゃん、コレ。なぜか日が落ち始めたころから気分まで落ち始める。こんな夜は映画だとばかりに部屋にてヴィデオ鑑賞。マルコ・フェレーリ監督『町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語』。ウォン・カーウァイ北野武が魅了されたらしきことが書いてあったからのチョイス。たしかにそれも頷ける作品。最初、呑んだくれ詩人が12歳の少女の胸を触る描写があり「これ、ロリコン映画なのかあ」なんて思わせておいて、官能的なコントラストのポエジーな映像、そして言葉自身が次第に浮かび上がらせるのは、人間なんて所詮分かり合えない(けれど繋がりがなくては生きられない)孤独で悲しい生き物だということ。ろくでなしの男と挑発的な女たち。それぞれ変えられないスタイル。それがたまらなく悲しい。泣けたけど、ヘコんだ。