date:2007.9/15

朝からカナザワ映画祭に参加する予定が、寝坊…。午後から気合を入れて参加することに。しかし軽い渋滞に巻き込まれ時間ギリギリ。ダッシュして、汗まみれになり、ゼェゼェ言いながら、受付で当日券を購入。そして鈴木則文監督『堕靡泥の星 美少女狩り』観る。あまりの素晴らしさに感動。シーンが変わる度に「うん、うん」と肯くオッサンの声が後方から聞こえ、終わると同時に振り返ると、それは監督その人でした。次に『大阪ど根性物語 どえらい奴』。これまたすごく面白く、感動的な作品。スクリーンを観ながら、観客のみんなが素直に笑い、ともに作品を共有する。会場全体に一体感が生まれる。そんな体験は初めて。いいもんだな、と。休憩時間にロビーで監督が写真攻めに会っているのを目撃。そのあと鈴木則文監督と映画評論家の柳下毅一郎トークショー。柳下さんは、想像していたよりずっといい声。監督の「ぼくは映画で人ってのは何かってのを描いているつもりなんだよね」「ぼくは“堕ちる”っていう字が好きなんだね」「ここならこういう演出するな、と思って観てたら、ぼく、ちゃんとやってたね」「ぼくは、美少女に赤い口紅っていうのが好きなんだね」という言葉を聴く度に感動する。中でも「映画というのは、ふいに(ある、起こる)っていうのが素晴らしい」っていう言葉はこれからも大切にしていこうと思う。そして本日ラストの『徳川セックス禁止令 色情大名』を鑑賞。これもまた素晴らしい作品。充実感と共に帰宅。そしてグッタリ。もう動きたくないって感じ。ドラマ『ライフ』の最終回を見、眠りそうになっているところを「酔っ払いの父を迎えに行け」と起こされる。これが1日の最後の行動とは…。