date:2008.1/10

仕事を終え、帰宅。HMVさんから小包が到着している。買ったのは、パゾリーニ『テオレマ』とアントニオーニ『欲望』のDVD。前者は、このまえブックマーケットで買おうと思っていたのに、すでに誰かに先を越されていた商品だ。結局、どうしても欲しくて、ガマンできなかったのである。テレヴィをつけてみると、地方出身タレントがお国の紹介をしあう番組をやっててそれをぼんやり見ることに。そこで、隣県対決なるものが行われていて、石川県と富山県が火花バチバチだといわれていた。が、そんなことは初耳である。「北陸のボスは石川で決まり!」というのが定説だと思い込んでいたからだ。ひょっとすると、呉東(富山県東部)と呉西(富山県西部)とで意識が違ったりするのだろうか。ま、石川というより金沢なんだけどね。話はちょっと変わるけど、方言は、他県のひとに「通じない」というのはまだよくて、困るのは「べつの意味と勘違いされる」ことだろう。たとえば、いまでも使われていそうな富山弁でパッと思い浮かぶのは、「だいて(出して)」、「こわす(両替する)」、「はかいく(はかどる)」、「こわい(かたい)」、「かたい(えらい)」、「つかえん(構わない)」などだろうか。これはよくネタにされているけど、他県のひとと食事したあと「なら、今日はオレがだいてやる(奢ってやる)」と言っちゃったらそれヘタすりゃセクハラじゃーん、みたいな。それと、富山県民がどんなに矯正して標準語で話そうと思っても「なん(違うの意)」だけは、DNAに染み込んじゃってるから絶対ムリーなのである。