date:2008.6/4

昨日のトラブルの続報が入る。どうやら予測よりも悪い方向へと転がってしまったようなのでとても楽観的になんてなれない状態。解決策があるにはあるのだけどそれを実行するには相応の代償が、うーん。と、その問題はやはりその策を講じることで一応の了承を得た、はず、いや、まだ安心するのは早いけど、とりあえずその方向へと進んで、ていうか、進まざるを得ないのでそちらに流れていくことに。あとはみんなが納得してくれることを祈るのみ。帰途。書店により、以前注文したものの今となっては別に買わなくてもいいかなという気持ちになってしまい、しばし放置しておいた書籍2冊『ゴダールの肖像』(浅田彰著、松浦寿輝著、大野裕之編集)と『映画はどんどん新しくなってゆく』(植草甚一著)を購入する。ま、そういった本を読む前におまえはゴダールヒッチコックをちゃんと観ろよって感じなんですけどね。家に着くと小包が到着しているのを発見。開けてみるとboidさんに注文したヘア・スタイリスティックスの企画「月刊ヘア・スタイリスティックス」の1枚目『POP BOTTAKURI』と2枚目『GRACIA A LA VIVA』だった。これ、全部で12枚出る予定でまとめて払うと6000円以上安くなるというので迷ったんだけど給料が入ると同時に購入を決意したのだ。これから10ヶ月間、1枚ずつCDが送られてくると思うと楽しみ。今日こそはDVDを観ようと思い、でもあまり長いのは観る気にはなれなかったので『巨人と玩具』(増村保造)をチョイスする。まずビッグバンドふうのサウンドにおじさんの宴会カラオケのようなヴォーカルが乗るオープニング曲に驚かされたのも束の間、始まるや否や、とにかく皆がせっかちに行動し、大声で早口に投げやりな自己主張をし、喧しすぎる騒音を撒き散らしながら駆け抜けてゆく。そこにはぼくが幾本か観てきた中でおぼろげに描いていた増村作品像はほとんどなく、ただひたすらそんな社会の姿がグロテスクかつスピーディーに風刺されるばかりだ。よく出来ているとは思うものの、それゆえにまったく好きにはなれない一本。でも凄い。

POP BOTTAKURI [Monthly Hair Stylistics Vol.1]

POP BOTTAKURI [Monthly Hair Stylistics Vol.1]

GRACIA A LA VIVA [Monthly Hair Stylistics Vol.2]

GRACIA A LA VIVA [Monthly Hair Stylistics Vol.2]