date:2008.6/12

車を走らせていると、前方100メートルあたりに警察のパトランプがくるくると点灯しているのを発見。しかしなにか事件、というわけではなく、たぶん交通安全の見回りかなにか。だからそのスピードは遅くて、といってもあれがおそらく法定速度なのだろうけど、その後ろにズラリと一般車両が連れ立っていて、なんだかお代官様と家来たちみたいになっていた。ほどなくしてぼくもその最後尾へと吸収された。書店に立ち寄り、真木よう子が表紙の『映画秘宝』に掲載されている小西康陽のインタビューを立ち読みしたのち帰宅。『ラスト・フレンズ』、今日は22時20分から。最終回かと思っていたらどうやら違ったようで。今回は言ってみれば整理期なのかもしれず、あまりたくさんのことは起こらなかったけど、それぞれがじぶんの立ち位置を表明するような、そんな回だったのかな、と。西原亜希の登場シーンはなし。じつのところ、彼女がこのドラマの中で一番追い詰められているんじゃないかなと思っているので気になってます。コマーシャルの間にはずっと読書。やっと『血と暴力の国』を読み終える。心理描写はほぼなし。簡潔に描かれた状況と深遠な会話の相乗効果で読み応えがあった。ちょっと冗長に感じられるところもあったけど、このくらいの文量がないとアメリカという国は描けないということなのでしょう。小説的というよりは映画的な小説。