date:2008.6/15

父になぜかたたき起こされ1枚の紙切れを渡される。そこには「野ん美里(のんびり)歩こう快(かい)」と書かれている。そういえば先週、部落の先輩たちと呑みに行ったとき誘われたのだ。これは行かなくちゃダメだよなあと8時に近くのグラウンド駐車場へ。しかしいつになっても言いだしっぺの先輩は現れず、電話をかけてみると「ごめん、体調不良…」と言われる。でも今から帰るわけにもいかず往復10キロの道のりをただひたすら歩く。おばさんたちはペチャクチャしゃべりながらもすごく早い足取り。一方、男性陣の会話は「あと何キロや?」とか「こっちから行けば近道なんじゃないの?」とかそんな感じ。風があって晴れているのにそれほど暑くなかったのが救い。神社でありがたいお話を聞かせてもらい、隣接されているステンドグラス作家の美術館を見学して帰路へ。歩いているうちにどんどん股関節が痛くなってきた。最後のほう、少しだけショートカットして1番に到着。のんびり歩く会ではなくなっていた気がするけどいい体験にはなった、のかなあ。昼食たべて少し休んでいるうちにコロっと眠ってしまう。気づけば夕方。どうにも富山まで映画を観に行くのは面倒だったのでイオン高岡へ車を走らせる。書店でなにか面白そうなものはないか探す。2冊候補があって読み比べしているとアナウンスでタスポ・キャンペーンをやっていると言うのでとりあえずかけつけて申し込みをしてみた。2週間後に届けられるらしい。再び書店に戻り音楽関係の棚を見ていると『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』(パトリック・ハンフリーズ著)にビビっとくるものがあり購入する。前述の小説はまた次の機会にでも。せっかくなのでタワレコにもちょっと寄る。なにも買いませんよという顔しながら。ザ・ミュージックの新譜が視聴できたので聴いてみるとこれがかなりいい感じ。あの渦巻きグルーヴが戻っている。で、これ買おうかなあと思っていると、ふと、そういえばリー・ペリーも新譜を出したんじゃなかったっけ?と思い店員さんに「視聴できませんか?」と訊ねてみると「ご案内します。すごく面白い作品になってるんで、ぜひ」と言われ、聴いてみるとこれが本当に摩訶不思議なかっこいい作品で迷わず購入を決意。それを聴きながら帰ろうと車に乗り込みCDをインしてみたけど、カーステレオがぜんぜん反応を示さず、ラジオもならない。壊れたかと不安になりつつ、めちゃくちゃにボタンをいじくっているうちにどうにか直った。ホッと一安心。でも不安がなくなったわけではない。取り替えたほうがいいのだろうか。夜は、明日返却予定のDVD『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(ジェームズ・マンゴールド)を観る。ジョニー・キャッシュに詳しくなくてもぜんぜん楽しめる。ロマンティックな恋愛物語。ひたすら一人の女性を追いかけまわし告白しまくるジョニー・キャッシュの純粋ぶり、というよりロクデナシぶりがいい。コンサート・シーンもよかった。ちょっと泣いた。

The Mighty Upsetter [解説・ボーナストラック付き国内盤]

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