date:2008.6/13

お昼に書店へ。文庫本を物色していると『デリダ』(ジェフ・コリンズ)というのを見つける。買っても読まないだろうし読んでもわからないだろうと思いつつページをめくってみると、これがコラージュっぽい作風になっていて、これなら持っているだけで楽しめるんじゃないかと思い購入する。会社に戻ると、もう少しだけ休憩時間があったようなので『春は馬車に乗って』(横光利一)という短編を読むことに。病のため床に伏している妻とそれを看病する夫の滑稽スレスレの会話や思考、行動が楽しくもあり切なくもある。文章も研ぎ澄まされていて<子供が(略)紙屑のように座っている>という表現などには度肝を抜かれる。その意味はわからなかったけど。まだこれしか読んでないので、どんな作家なのかはつかめていないのだけど、けっこう引出の多い人なのかもしれないなあと思う。ほかの作品にもトライしてみようかなあ。夜はテレヴィでやっていた『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(スティーヴン・スピルバーグ)観る。やっぱりインディ・ジョーンズは面白いなあ。はやく新作を観たい。と思っていたら、明日、先行上映なのか。でも本公開までは観に行かない予定。ほかにも観なくちゃいけない作品があるので。