date:2008.11/21

仕事には全く身が入らないので、キーボードを打ちながら、ぼんやりと考え事ばかり。当然、捗らない。というか、同じ内容の事柄についてフォーマットを変えて何度も書かなくてはいけない作業にウンザリ。いらない業務を増やして、効率を悪くして、やる気を低下させることに従事している人たちって、まだいるんですよね。夜はDVDでフリッツ・ラング監督の『暗黒街の弾痕』を観る。硬質でいてムダもスキもない、そんなフィルム・ノワール。クローズアップや雨の降らせ方も本当にいい感じで全く気が抜けない。でも実のところ、シルヴィア・シドニーはあまり好みではなかった。とはいえ、あのチャキチャキな声と行動力。そこに顔以上の魅力があったと思う。それと忘れてはいけないのが姉に子供を託したあとの一連の流れ。小走りで駆け、ふと立ち止まり、振り返って微笑み、涙を拭うシーン。ステキでしょうがない瞬間。やっぱり好みといえたのかも。