date:2008.11/24

起きてすぐにDVDで相米慎二監督の『ションベンライダー』を観る。撮影手法じたいにはもう免疫があるつもり、でいたけどそれは勘違い。オープニング7分間の長回しのから校門にタイトルが登場するところまでで、すでに驚かされっぱなし。そして今回はハラハラ指数が高すぎ。大人も子供も分け隔てなく危険な撮影に飛び込まされていた。ちなみに本作はマッチでした。午後からは向井寛監督の『日本密姦拷問史』。新東宝ピンク傑作選らしい。とにかく主演の北乃魔子の顔を見た瞬間に、何か興味が遠くへ行ってしまって。怖いの。それが活きてくるシーンもあったし、全体には真面目にきっちりと撮られていたけど。それでももう少し何かがあってもよかったかと。ツタヤにDVDを返却したのち、また5本レンタル。外に出たついでにイオンモール高岡へ行く。書店で不意打ちのように現れた葛井欣士郎、平沢剛著『遺言——アートシアター新宿文化』がどうしても欲しくなり購入。あとはタワレコで視聴しまくり。帰宅し、さっそくDVD。ロベルト・ロッセリーニ監督の『ストロンボリ』。島の女性たちがイングリッド・バーグマンに浴びせる冷ややかな視線など見所あり。けれど正直、途中まではあまり乗り切れずにいた。だけどマグロ漁のグロテスクさから火山の噴火以降は迫力満載。スクリーンだったら、もっと感じるところがあったはず。でも、基本的にはロッセリーニの魅力を取り逃がしているのかも、そんなことを思った。夜はずっと『遺書』。