date:2009.4/23

いつもの通勤路が通行止めで、少し遠回り。工事とかではなく、いよいよ毎年恒例のチューリップ・フェアの時期。しばらくは別のルートで会社に通うことになる。お昼休みには久し振りのブック・マーケットでlinda & the big king jive daddies『linda & the big king jive daddies』を購入する。洋楽の棚にあったので外国のビッグ・バンドだと思い込んで聴いていたのだけど、日本語が突然出てきたので調べてみると名古屋のネオ・スウィング・バンドだというのでビックリ。スマイリー加藤さんのイラストで気付くべきだったか。4、50年代のジャズやR&Bのカヴァーを風通しの良い音でさらりと鳴らしている。仕事のほうは片道1時間の道のりを車の助手席に乗っていただけなのに、腰が痛くなってしまう。夜はまた音楽。本日の1枚は、カエターノ・ヴェローゾガル・コスタドミンゴ』。1967年、ブラジル。すでに思い出となった男と女の関係が壊れてしまう前のささやかな旋律、というか。少し遠いところでしっとりと響いては消えていく音色が、ジャケットと相まってそんなことを連想させる。何度聴いても忘れてしまう、朧げにたゆたう印象が、漠然とした哀しみを誘うメロディ。

ドミンゴ

ドミンゴ