date:2009.6/16

まだ全快はしていない様子。喉の痛みも然ることながら、脚に力が入らないし、なんだか頭もボーっとしている。お昼休みはN書店で、海野弘『酒場の文化史』、澁澤龍彦『映画論集成』、杉浦日向子『ごくらくちんみ』を購入。仕事はずっと書類関係の作成を。初めての形式だったので全然捗らず。19時40分に帰宅。22時からはドラマ『白い春』を見た後、チャンネルをザッピングしていたら、NHK視点・論点』という番組で持田叙子という方が永井荷風について語っていた。23時すぎ、買ってきた本を読み始める。『映画論集成』、以前から『スクリーンの夢魔』をずっと読みたいと思っていたので、今回の大幅増補による文庫再発は本当に嬉しい。でも、タイトルはそのままにしておいてほしかったかも。中身は、完全に期待通りの澁澤節。次に『ごくらくちんみ』のほうもパラパラとやったらば、これは先日読んだ『4時のオヤツ』と似ているようで、少し違う感触。お題の料理が、話の中心に来ているからだろうか。『4時のオヤツ』に於ける、全然関係ない会話の中にさらりとお題が紛れているほうが、軽やかで好きかもしれない、と思いつつ、これはこれで。

澁澤龍彦映画論集成 (河出文庫 し 1-53)

澁澤龍彦映画論集成 (河出文庫 し 1-53)