date:2009.7/22

朝いちばんで、打ち合わせのため富山市まで。でも、自宅から直接向かうことにしたので、家を出る時間はいつもよりも遅いという具合。1時間ほどのそれをこなした後、会社へ戻るために車を走らせていると、屋外にいる人たちが上空を見つめていることに気付く。中にはカメラを構えている人も。そう、どうやら皆の目当ては日食らしい。そんな中、ちょっとだけサボタージュしてタワー・レコードへ。昨日の映画に刺激され、アメリカを感じさせるようなCDが欲しくなったので、ザ・デッド・ウェザー『狂おしき薫り』を購入する。店の外へ出たとき、何だか先ほどよりも暗く感じたので、思わず太陽の方向へ視線を向けたのだけど、それは限りなく雲の向こう側の話のように思えた。夕方、アベフトシさんが亡くなったことを知る。あの、ただそこに突っ立ってギターを弾いているだけなのに、強烈に威圧感のあるプレイ・スタイル。憧れて、友人からテレキャスターを売ってもらったっけ。哀し過ぎる。夜は本日買ったCDを聴く。擦れ枯らしの荒野の中で電気音を掻き鳴らすようなロック・ミュージック。あるいはブルース、と言ってもいいかもしれないサウンド。映画『ブラック・スネイク・モーン』を観て以来、電気そのものを、大胆に、そしてセクシィーに響かせてみせるサウンドに改めて魅力を感じている。そして、ミッシェル・ガン・エレファントというバンドにも、その格好良さがあったことを思い出した。